2022年01月23日

1/21 【御献立】

2022年、明けまして最初の仕入れはトト庵の
亭主もおったまげて腰を抜かす釣果

やればできる仕入れ人ではないか!
と言いましょうかまぐれの賜物にしか過ぎない
とは思いますが、ここはひとつ褒めておきましょう


                    トト庵 亭主







======= 【御献立 】 =======









【造  里】

真鯵




この時期身が締まっています




〆護摩鯖




皮下及び、身質にも脂乗り充分




白甘鯛




昨日まで毎日頂きましたが全く飽きがこない
身質にほんのりと脂が乗って身質の旨味と融合
芸術的なお味です

昆布〆も考えは致しましたが、勿体無くて止めました

この時期の大型シロアマダイの吃驚する様な相場
にも納得できます



【鰭  酒】

おっと!存在を忘れるところでした





旨い魚で一緒に呑もうと企ておった鬼笠子の鰭酒




熱い鰭酒を胃に流し込んでまた箸を出す
鰭のお出しが胃に浸み入ります 御代りっ!




【煮 物】

白甘鯛







牛蒡に干椎茸・昆布・生姜・白甘鯛の出しと
エキスが絡みあって、益々酒がすすみます




【揚 物】

白甘鯛 松笠揚




これはもう定番中の定番、鱗の立ちも芸術品
眺めて良し! 食して良し!




【御 飯】

白甘鯛 押寿司




この時期、寒くて生の身が痛む心配も無く
朝仕込んで仕事の御弁当に持って出掛けました



2022
お初に海から与えられた獲物に感謝、感謝!


レシピ アマダイ アジ サバ 甘鯛 アジ サバ
ウロコ揚 鱗揚 ぐじ グジ 白河 白皮 シラカワ
福田港 海豊丸 磯光丸 大寿丸 福寿丸 太啓丸
シラス 生シラス
  


Posted by フィッシャーマントト at 09:00Comments(6)アジサバアマダイ

2021年06月05日

6/3 【おしながき】





仕入れ人、今回も低調な仕入れの様子
本命の剣先烏賊はたったの5杯、相も変わらず
上達の見えない腕前をさらけ出しています







中鯵の喰いが良かったことに助けられて
料理の種類が増え、なんとか開庵の運びと
相成りました







                       トト庵 亭主


=======  【おしながき】 ========



越前盛









真鯵 真子煮










剣先烏賊





剣先烏賊のお刺身でお冷やの日本酒がもうどうにも止まらない





〆鯖









真鯵 なめろう








とろ鯵





真鯵の抱卵・抱精の成熟度70~90%、その身は脂乗り乗り



真鯵 白子 湯引きぽん酢









仕入れ人の低調な腕は毎度のことですが
烏賊の絶対数が10年ひと昔と言えば
昔より格段に減っていると痛烈に感じてます
剣先も寿留女も10年先には釣りたてを食べる
事って叶うのでしょうか

厳しい厳しい烏賊釣り道場の
海から与えられた獲物に感謝、感謝!  


Posted by フィッシャーマントト at 09:00Comments(6)イカアジサバ

2021年05月02日

4/30 【おしながき】

仕入れ人、今回もやる気満々、俗に言う
リベンジでしょうか
縞鯵  シマアジ  しまあじ
を心に描いて勇んで出掛けたましたが・・・

今回も仕入れ人の腕は縞鯵まで届かず
厨房の落胆はありましたが外道のみの
てんこ盛り仕入れ箱を持ち帰り、獲物の
魚種もあって、今回もなんとか開庵する
ことが叶いました






ご来庵の際は玄関に設置のアルコールで
御手指の消毒にご協力ください



                       トト庵 亭主


=======  【おしながき】 ========




【煮 物】
伊佐木








【御 造】
金洲盛り







伊佐木






姫鯛






室鯵






〆鯖 (護摩鯖)






〆鯖炙り (護摩鯖)






なめろう(室鯵)






【揚 物】
鯵フライ(室鯵)







【御食事】
室鯵丼






仕入れ人の腕では刃が立たなかった
豊穣乍らも厳しい金洲という釣り道場の
海から与えられた獲物に感謝、感謝!  


Posted by フィッシャーマントト at 09:00Comments(4)アジイサキサバヒメダイ

2021年04月02日

3/31・4/1 【おしながき】

仕入れ人、出掛ける前はやる気満々
希少な超高級魚 縞鯵 を持ち帰ると
豪語しておりましたので、気合いを入れて
包丁を研ぎ直して待っていたところでしたが・・・

案の定、仕入れ人の腕では縞鯵まで届かず
腕次第ではありましたが久々の新鮮な獲物
魚種もありましたのでなんとか開庵の運びと
相成りました

ご来庵の際は玄関に設置のアルコールで
御手指の消毒にご協力ください


                          亭主

=======  【おしながき】 ========









【強 肴】
馬面剥薄造り 肝添え







【焼 物】
真鯛 兜 汐焼き







【煮 物】
黒鯛 真子煮








【御 造】
3/31 御造り参種







真鯛背の身 湯霜







護摩鯖 〆物






真鯛腹の身 湯霜








【揚 物】
乗込真鯛 白子 揚げ出し






【御 造】
4/1 御造り参種






真鯛 腹の身







〆護摩鯖 炙り







真鯛 背の身








【汁 物】
粗 大根 味噌汁






海の中では早くも恋の季節か
かなり成熟した白子がなんとも嬉しい
おませな真鯛は男の子でした





厳しい御前崎沖の釣り道場
今回も海から与えられた獲物に感謝、感謝!  


Posted by フィッシャーマントト at 09:00Comments(4)サバクロダイウマヅラハギ

2020年09月24日

越前河野沖 鯖 入荷

頂いておいてこんな苦言は何ですが・・・

いくら釣れちゃうからと言っても
ほどほどにしなくてはいけませんねー


竿頭 ならぬ 鯖頭 さん、持て余していました

50も釣って困ってしまっていては
頂戴して少しでも楽にしてあげなくては


内臓の掃除中、包丁に脂がまとわり付いて
楽しみでテンション上がります
2尾のうち1尾は今晩頂く味噌煮用に





もう1尾は強塩で90分ほど〆ましたが脂の
乗りが強過ぎて通常より水分が滲み出なかった
軽く洗って塩を落とし、水切りして酢で〆ます






昨夜の一皿





〆鯖
皮下だけではなくて身質も脂乗り乗り
中とろよりも脂乗っています








〆鯖 炙り
食べ終わったら皿に脂溜まりが出来てました






あれっ!真イカ釣りに行ったんじゃぁ~なかったっけ?

トト庵で鯖が出たのは随分お久し振り
美味しい越前河野沖の鯖、ご馳走様です!
ありがとうございました  


Posted by フィッシャーマントト at 09:00Comments(10)サバ

2020年05月18日

5/17 【おしながき】

予定なら50~60cmほどのサイズの
縞鯵が入荷する予定でしたが今回も
トト庵仕入人の腕が足らず、小振りの
お魚しか仕留められず、残念でした






船頭より2日間寝かせて味わう様に
お勧めがあり、縞鯵を一通り掃除して
捌き、2晩寝かせてみました



                          亭主


=======  【おしながき】 ========


【強 肴】
縞鯵 なめろう







天然縞鯵のなめろうが食べられるお店は
聞いたことがない







お気に入りの黒糖焼酎とともに





【御 造】
金洲盛







梅彩







〆護摩鯖







縞鯵







【吸 物】
縞鯵 粗吸い







黒潮近き藍に似た海色、鰹かキハダ・ビンチョウ
狙いだろうか、アウトリガーで仕掛けを曳く船を
見掛けました


豊かな金洲の
海から与えられた獲物に感謝、感謝!  


Posted by フィッシャーマントト at 09:00Comments(4)サバウメイロシマアジ

2017年06月12日

6/11 【おしながき】

金洲産 46cm ムロアジ




脂の乗りに伴い、概して体側に黄色いラインの
無い個体からだんだんと黄色が濃くなっていき
しまいには金色とも表現され金ムロと称される



このムロアジは金ムロとは呼べない中間程度
身質全体に脂が回ってはいるものの皮下の
脂肪は若干少なめの個体でした

うちの仕入れ人、鮫に邪魔されて腹を立てて
いるうちはまだまだ、青い青い



                          亭主


=======  【おしながき】 ========



【強 肴】室鯵 なめろう
1尾でこれだけの量は仕事が楽です






【煮 物】真子煮
未成熟ながらほとんどの魚が真子・白子を
抱いていました




【御 造】金洲盛




梅色




葉血曳




室鯵




伊佐木





【御食事】




伊佐木丼




粗 味噌汁




これだけは本日、先程の朝食です
炙り〆鯖棒寿司



一昨日の仕事は〆鯖まで
昨日の仕事は〆鯖巻寿司まで
で、今朝やっとありつくこととなりました




切り付けて皿に並べ、あと一つの仕事は
炙るだけ



良型鯖を1本だけ持ち帰るのがトト庵では
丁度のようです


鮫の被害もありながら充分な仕入れ
黒潮の返流から分岐した暖かく豊かな金洲
そして海から与えられた獲物に感謝、感謝!  


Posted by フィッシャーマントト at 09:00Comments(6)アジイサキサバハチビキウメイロ

2017年02月06日

2/5 【おしながき】




このところ、仕入れがまずまずだったので
今年は仕入れが安定するのかとの薄い期待は
案の定裏切られてと言いますか、やっぱりと
言いましょうか仕入れ人はやはり仕入れ人の
腕でしかありませんでした

申し訳ございませんが、ご注文の多かった
黄色い脂滴る赤睦炙りまでは到底届かず
残念でなりません

                          亭主


=======  【おしながき】 ========


【御 造】
剣先烏賊




仕入れを終えて16時を前に片名港から
豊浜 清文商店に向かい
仕入れ人の自腹で仕入れたことは内緒です



【煮 物】
赤睦もせめて3尾は無いと料理に困ってしまいます



今回は喉黒笠子・白睦も一緒に煮て皿の空白を
埋める寂しい卓上







【揚 物】
稚児鱈 唐揚



船上で捨てる方も見かけますが
椀だね・味噌汁・揚げ物にはもってこいの
淡白でふわふわな身質です





【御食事】炙り〆鯖棒寿司
てっきり護摩鯖だと思って〆て持ち帰りましたが
ハイブリッドな腹側胡麻模様は出てこなかった

冬なので塩で4時間ほど、酢で8時間ほど〆て
〆鯖を作り、酢飯で巻く
冷蔵庫で数時間寝かせると身と酢飯がしっくりと
馴染む
切り付けて皿に並べ



皆さんが席に着いてから炙ると




皮下から脂が弾け芳ばしい香りが食欲をそそる





またつまらぬ物を炙ってしまった・・・
バーナーを赤睦に向けられる日は遠いのだろうか


中深海の底まで回遊していた鯖に邪魔されながら
終了間際に一尾、獲らせて戴いたのは海のお情け
でしょうか

なんとか釣らせようとがんばってくれたウシダ船長
そして
海から与えられた獲物に感謝、感謝!
  


Posted by フィッシャーマントト at 09:00Comments(6)イカアカムツ(ノドグロ)サバカサゴチゴダラ

2016年08月20日

8/18【おしながき】

珍しく良い魚、入りました

いつもこれくらいの仕入れがあれば
苦労しなくても済みますが・・・

真夏のミステリーか
どうせまぐれの出来事でしょ!
                          亭主


=======  【おしながき】 ========



【強 肴】
旬真っ盛りは夏の真鯵 なめろう




型がよろしいので、4尾分で充分
身が大きく調理も楽です







【焼 物】
眼一鯛 兜汐焼
この魚も旬魚!脂乗ってます






【御 造】
遠州灘 二種の魚 刺盛




真鯵




眼一鯛




眼一鯛 湯引き




トト庵特製 人参糠漬 
んっ!そんな情報要りませんか・・・






【〆 物】これだけは昨夜、8/19のおしながき
大護摩鯖 〆鯖




脂乗り抜群で
酢がまわり難く丸一日掛かりました






期待通り、なめろうを釣らせて戴いた
福田 磯光丸 松浦船長さんと、豊かな遠州灘の
海から与えられた獲物に感謝、感謝!  


Posted by フィッシャーマントト at 09:00Comments(2)アジサバメイチダイ

2016年05月30日

5/28【おしながき】

このごろやっと他の仕入れ人様と同じくらいの
仕入れが叶ってきており、トト庵厨房も仕事が
出来るようになり始めました

やっと長~いトンネルの先に灯りが見えてきた
ところでしょうか




安心などは出来ませんが仕入れが安定すれば
【おしながき】も充実していくと考えています


                          トト庵亭主


=======  【おしながき】 ========


【強 肴】
伊佐木
白子湯ぶり ぽん酢仕立







鯵の仕入れが無くて
伊佐木 なめろう








【焼 物】伊佐木
塩焼









【煮 物】伊佐木
真子 甘煮








【御 造】
伊佐木 姿造り








宗田鰹 たたき







【〆 物】
〆護摩鯖






期待していた仕入れ、姫鯛・青鯛・浜鯛および
50cm越えの伊佐木にはまだ時期尚早だった感は
ありますがなんとも血が騒ぐ金洲の瀬でした

今でも 心ときめく金洲の
海から与えられた獲物に感謝、感謝!  


Posted by フィッシャーマントト at 09:00Comments(6)カツヲイサキサバ

2016年04月01日

へしこ



先日の北陸の旅
最終行程は敦賀の相木魚問屋さん

お店の品物を物色しながら見つけたのは
今回の旅行中に調達しようと目論んでいた
福井の特産品 さばのへしこ

    

実は今まで意識して食べたことが無い食べ物

店頭に3種類あった中でお店の方にいろいろ
聞いて購入したのがこの商品




真ん中辺りに包丁を入れると
糠がぎっしりと詰まっている



パッケージにあった通り、よく糠を洗い流して
薄く切って刺身にしてみる



口に入れてみると、塩辛過ぎ!
塩の固まりの中にさばの風味が仄かに漂う
多く切りすぎてしまって後悔、1晩で2枚あれば
充分だった
2mm厚くらいで切りつけたのだが1枚で
日本酒1合は軽くいける


昨日は軽く糠を洗い流し、1cm強にぶ厚く切って
焼いてみた



焼いたへしこからさばの脂が溶け出て角に
残った糠が焦げて良い風味がする
脂の乗ったさばには違いない

塩辛さもややマイルドに感じたので、私の中では
焼いたへしこに軍配が上がる


石川県 手取川 山廃仕込 ぬる燗

    

アテが強烈過ぎたのだろうか・・・・・
あっという間に蒸発して空になったのである


一緒に買ってきたヤリイカがとろける身に変って
いて舌を安堵させる




歴史深い和の調理方法と
海から与えられた獲物に感謝、感謝!
  


Posted by フィッシャーマントト at 09:00Comments(8)サバ

2016年02月08日

2/7【おしながき】




仕入れ中、少々寒さに心折れかかったようですが
冬の仕入れのわりに赤い花も咲き、多少は華やいだ
仕入れ箱を持ち帰ったようです

まぁ数は知れたもの、2016年もなかなか
はじけないいつもの仕入れ人でありました・・・


                          亭主


=======  【おしながき】 ========


【揚 物】
真鯖 竜田揚げ



アカムツ釣りでいつも混じる美味しいドンコが
無かったのは残念






【御 造】
笠子



最初の獲物はクロムツを期待しましたが
38cmのうっかり笠子でした






【煮 物】
喉黒



美味しさの方程式は
煮物*(昆布のグルタミン酸+干椎茸のグアニル酸+喉黒のイノシン酸)=旨いに決まっとるがね
 



【炙 物】
トト庵の定番は喉黒炙り、塩昆布で頂きます










【吸 物】
夢笠子 澄まし汁






数は少ないが福田沖に咲いた赤い花
咲かせて戴いた海豊丸さん
そして、海から与えられた獲物に感謝、感謝!  


Posted by フィッシャーマントト at 09:00Comments(4)アカムツ(ノドグロ)サバカサゴ

2016年01月09日

1/8 【おしながき】

とうとう寒~い冬がやって来てしまったようです
自然と昨日の晩酌は熱めの燗酒で飲りたい気分

ゆっくり風呂に入って、あまりの魚など相手に
呑み始めたのであった


【煮 物】
宗田鰹 角煮
残りの鰹はやや甘めの煮汁で昆布と炊いておいた








【御飲物】
鬼笠子 鰭酒
年末の鬼退治の戦利品が良い具合に乾きました






炙った鰭を熱めの燗に落としたら蓋をして
待つこと、暫し




蓋を開けて香りを楽しみ、口に含む
独特なだしを味わって後、流し込むと
五臓六腑から温まる






【御食事】
大鯖 炙り〆鯖棒寿司




鯖はご一緒した爺様のお孫さんが仕留めた獲物
残念ながら、鯖が食べられないご一家だそうだ


護摩鯖ながら45cmに迫る立派な型
型が大きすぎて、酢飯の分量は全体の半分以下
〆鯖好きな方には堪らない逸品






いけません!冬将軍が乾いた空気を持ち込んで、呑んだ覚えも無いのに酒の蒸発が早過ぎます  おかわり~!





空気が乾燥しています
くれぐれも火の元にはご注意ください!
海から与えられた獲物に感謝、感謝!  


Posted by フィッシャーマントト at 09:00Comments(4)カツヲサバオニカサゴ

2015年07月06日

7/5【おしながき】

何仕入れに行ってもお魚任せ、そんなくじ引きの様な
仕入れから脱却して、なにかしらお魚の気を惹いて
喰って戴く技なんぞ、身に着けて欲しいものです

                          亭主


=======  【おしながき】 ========


止むを得ず鯖尽くしになってしまったトト庵である
仕入れ人の貧果からまたもや伊佐木のお刺身は断念
せざるを得ない


トト庵初登場は
【鯖 味噌煮】








こんな時は手数を掛けてのこの一品
【 炙り〆鯖 棒寿司 】





懲りない鯖群団め~  束になって かかって来やがれっ!  まとめて炙って成敗してやるヮ~~~!!



バーナーで大人の火遊び








今回は鯖4本調理して7本の棒寿司を製作
もはやトト庵 大鯖の定番



この脂の厚みは裏切らない!




思い通りには いかない海、それでも
海から与えられた獲物に感謝、感謝!  


Posted by フィッシャーマントト at 09:00Comments(4)サバ

2015年06月22日

6/20【おしながき】

確か・・・仕入れ人には伊佐木を10ほど注文したはず
何を間違えたのか注文していない魚ばかり持ち帰り
予定していた【おしながき】の変更を強いられたトト庵でした






『 まぁ、こんなことだろうと予想はしていましたが・・・ 』



                          亭主


=======  【おしながき】 ========



【強 肴】
伊佐木 真子煮付








真鯵 白子湯引きぽん酢









【〆 物】
伊佐木の仕入れについてくるのは鯖
〆鯖







大山沖産 真鯖から護摩鯖に変化する不思議な
ハイブリッド鯖、断面は



皮下脂肪の層が堪らない




【焼 物】
伊佐木 汐焼






大山沖伊佐木、釣れ始めから旬まっただ中
型は不満ですが脂乗りは抜群



仕入れ人の腕悪く、伊佐木の他のお品が出来ず
残念です






【御 造】
お刺身は伊佐木の予定が真鯵
貧果の中、この一尾は貴重な大鯵でした







【御食事】6/21のおしながき
今回は〆鯖からトト庵の新しいお品
炙り〆鯖 棒寿司






充分乗った脂の焦げる芳ばしい香りが堪らない
〆具合も程よく、レアな逸品は炙りたてが最高!




鯖も三本有ると、いろいろ出来ます
『 あれっ 注文した主役の魚、何でしたっけ? 』
やっと来ました脂乗り抜群!旬の伊佐木
美味しい外道とともに何とか獲らせて頂きました


今年も大山沖の海にやってきた旬
海から与えられた獲物に感謝、感謝! 

  


Posted by フィッシャーマントト at 09:00Comments(4)アジイサキサバ

2015年02月24日

新【おしながき】

トト庵もご他聞には洩れず、日々?

新しい【おしながき】を試している








昨日の棒寿司、巻きすの上にラップを敷いて造り

巻きすから外し、紙で巻き輪ゴムで数箇所締めて

冷蔵庫に寝かせること1日




ラップを外す






比較すれば昨日より酢飯と〆鯖がきっちりと

馴染み、一体化している






切付けて、器に盛る







表面をバーナーで炙ってみた









無言のまま皿からひとつ更にひとつ、おまけにもうひとつを

ゆっくり吟味した亭主曰く

『客には、出すな!』 

と言って、残りのふたつまでも完食して去って行ったのである  


Posted by フィッシャーマントト at 09:00Comments(4)サバ

2015年02月23日

2/22【おしながき】

サイズだけは
よろしいんですがね~




出掛ける前に仕入れ人の口から放たれた
『20は、釣るよ』
の余裕の言葉

私も歳をとったものです
あの言葉は私の空耳だったのでしょうか・・・


まぁ、こんなもんでしょ

                     トト庵亭主


=======  【おしながき】 ========


【先付け】
槍烏賊と分葱 ぬた








【御 造】
槍烏賊 真鯖
















仕入れた真鯖は2尾ともに大きな白子を抱えていた
もう旬と言ってもいいでしょう






【煮 物】
小麦烏賊・槍烏賊と里芋・人参、彩りはいんげん



ほっとする懐かしい一品
甘くて濃い味もよいのですが今回はさっぱりと
お出しの香りも感じられる薄味です




【御食事】
〆鯖 棒寿司



大山沖の真鯖
今、外道などと侮ってはいけません




この美しい輝きは美味しさをも伴っていました






旬、例えば槍烏賊から鯖へとうつろい始めていた
海の中、潮の流れは確実に春へと向かい流れている


海から与えられた獲物に感謝、感謝!  


Posted by フィッシャーマントト at 09:00Comments(2)イカサバ

2015年02月13日

2/11【おしながき】




とても久々の開庵になってしまいました
今年お初の【おしながき】は二皿と種類は少ないのですが
いずれもよいお品が仕上がりました




2015年に替わり仕入れ人最初の仕事、予想よりは
若干良い仕事となったようですが油断は禁物
うちの仕入れ人、褒めるとろくなことになりません


                            亭主


=======  【おしながき】 ========


【御 造】
槍烏賊 大皿





釣りたての槍烏賊とくれば先ずは透明度
そして歯応え





活かっている身を切った瞬間、切り口がキュッと丸まるのが
判ります





烏賊が大きくて一番の大皿に2はいの烏賊が乗せきれません






【〆 物】
〆真鯖 炙り



真鯖の仕入れも長い間無かったように記憶しています
そこまでの型ではありませんが抱卵して脂が乗っていました
既に鯖は旬に入っているのかも知れません




炙りによって切れ目に溶け出し焦げた芳ばしい脂と
〆た酢の絶妙な融和が舌に拡がる





やっとかめにお世話になり美味しい獲物を獲らせて
戴きました
かごや丸さんと大山沖の海から与えられた獲物に感謝、感謝!



  


Posted by フィッシャーマントト at 09:00Comments(6)イカサバ

2014年07月21日

7/19【おしながき】



戻って来た仕入れ人の顔に、ここのところの曇りは無く
なんとなく明るささえ感じ、そこそこの仕入れを察する
ことが出来ました
判り易っ!


本人曰く
『 長~~~いトンネルを抜け出た気がする 』
と申しておりますが、恵那山トンネルに入るひとつ手前の
神坂トンネルを抜けただけなのかも知れない・・・

                      トト庵 亭主





=======  【おしながき】 ========


【強 肴】
伊佐木白子 湯振りポン酢







【〆 物】
〆護摩鯖 炙り
護摩鯖ながら思いのほか脂をまとっていたので、塩・酢と
〆たあともう一手間、身の厚い血合い付近の皮目のみを
炙ってみました



 

寄ってみましょう
脂の焦げた芳ばしい香り、堪りませんよねー




な・何ですって?香らない?
お近くの耳鼻科に行って、一度診てもらいましょう



【煮 物】
伊佐木 







【御 造】
伊佐木 姿造




これも寄ってみましょう
脂乗りは完璧かも知れません

 



 

【蒸 物】
茶碗蒸し
真鯛・伊佐木真子などが泳いでいます

        




トト庵、旬の伊佐木劇場
今回で幕が引かれてしまったのかも知れません
大山沖の海から与えられた獲物に感謝、感謝!  


Posted by フィッシャーマントト at 09:00Comments(4)イサキサバ

2013年09月13日

9/11【おしながき】



朝晩は肌寒いと感じる日も増えてまいりました
相変わらず仕入れ人のクーラーの中も、秋風が
吹き抜ける風通しの良さが目立っていけません



期待を込めて泳がせたマイカにもサプライズは
起こらず、無念・・・




                          亭主


=======  【おしながき】 ========


【御造り】トト庵盛り





〆鯖





真鯵白子 湯引き





真鯵





真烏賊





【御食事】
寿司と茶漬けの2種類が出来ますので、どちらかを
お選びください。どちらかでございます

握り
左から時計回りで 真烏賊・鯵・えんぺら塩昆布・ぽん酢白子・〆鯖





呑兵衛にはやはりこちらでしょう
鯵 なめろう茶漬け




【汁 物】
蟹と粗の味噌汁





敦賀 豊漁丸さん
そして、海から与えられた獲物に感謝、感謝!  


Posted by フィッシャーマントト at 09:00Comments(6)イカアジサバ