2017年02月14日

アカムツ仕掛 再生

先回のアカムツ仕入れ、サバが300mの水深まで
回遊し、船中でオマツリ多発

回収出来る仕掛けは回収して持ち帰った
真水でしっかり塩抜きして





針は結び直し





新しい幹糸でオヤコを繋ぎ
オリジナルの仕掛けを再生させる





海が荒れて出られない日が多いこの時期には
道具の手入れと共に、うってつけの作業である
  


Posted by フィッシャーマントト at 09:00Comments(6)仕掛

2017年02月12日

父の傘寿

第一級西高東低の大時化
週初よりの予報でもとても海に出て糸など
垂らす状況ではなさそうだった

トト庵女将が計画してくれたプランがあった
まさに80歳を迎えた父の傘寿の祝いをとの
ありがたい提案に潔く釣りを諦めて乗った
のである


朝一は新東名を利用して静岡県に入り
周智郡森町にある 小国神社 に参拝
80歳になる父を筆頭に生きていること
生かされていることに感謝、感謝!






私がねじ込んだのは御前崎での昼食
僅かではありますが今まで御前崎まで足を
運びながら蓄積した食事処の情報により
一度は食べてみたい食事処が2軒あった

釣果が有っても無くても釣船の下船から
昼食に立ち寄る余裕など無くて御前崎に
釣に行っても食べられなかった




そのうちの一軒に入った
磯亭さん



刺身定食
刺身の鮮度は間違いないし
炙りなど手が加えられたネタも嬉しい
何にしても一切れ毎が立派で種類も有り
鮮魚好きには堪えられない







この店で外せないおしながきとのウワサは
煮魚定食(きんめだい)
伊豆の先端辺りでは当たり前に出てくるで
あろうが、私の住んでいる場所ではなかなか
お目に掛かれないし、あってもこちらの目玉が
飛び出るくらいに高価になる




一同、胃も舌も満足
車で3分移動してなぶら市場



早速、女将が今自分が食べたきんめの値段を
確かめていた




その後、150号をひたすら西進
井伊直虎のゆかりもある中田島砂丘に寄って
砂嵐が舞う海岸付近まで歩き風紋の変化を
観察した



小腹もすいていないうちに到着した浜松餃子の
お店はG1餃子王グランプリ受賞店
浜松餃子 初代しげ さん



にんにくの利いた方の餃子を16個注文した



表が揚げ気味のカリッとした食感
浜松餃子の特色である野菜の甘味を感じる




この店でも外せないおしながきを女将が
見過ごすはずはなく、注文!
杏仁豆腐 である




口に運ぶとクリームチーズを口にした食感
今までの寒天的な舌触りでは無い
味わうに連れて本来の杏仁の風味が滲み出た
今まで食べていた杏仁豆腐のイメージ全壊の
新食感で美味しい杏仁豆腐だった


大河ドラマ井伊直虎ゆかりの場所に立寄った
気賀の関所




大河ドラマ館




庭が良かった 龍潭寺




奥浜名湖を廻って




私と同じだけ歩き、食べられれば父はまだ当分
生かされるのかも知れない


帰路に就くと段々と空が暗い鉛色に変わって
気温も低下、雪花が舞いはじめる
静岡は暖かかった  


Posted by フィッシャーマントト at 10:00Comments(6)報道・スポーツ・生活・食

2017年02月06日

2/5 【おしながき】




このところ、仕入れがまずまずだったので
今年は仕入れが安定するのかとの薄い期待は
案の定裏切られてと言いますか、やっぱりと
言いましょうか仕入れ人はやはり仕入れ人の
腕でしかありませんでした

申し訳ございませんが、ご注文の多かった
黄色い脂滴る赤睦炙りまでは到底届かず
残念でなりません

                          亭主


=======  【おしながき】 ========


【御 造】
剣先烏賊




仕入れを終えて16時を前に片名港から
豊浜 清文商店に向かい
仕入れ人の自腹で仕入れたことは内緒です



【煮 物】
赤睦もせめて3尾は無いと料理に困ってしまいます



今回は喉黒笠子・白睦も一緒に煮て皿の空白を
埋める寂しい卓上







【揚 物】
稚児鱈 唐揚



船上で捨てる方も見かけますが
椀だね・味噌汁・揚げ物にはもってこいの
淡白でふわふわな身質です





【御食事】炙り〆鯖棒寿司
てっきり護摩鯖だと思って〆て持ち帰りましたが
ハイブリッドな腹側胡麻模様は出てこなかった

冬なので塩で4時間ほど、酢で8時間ほど〆て
〆鯖を作り、酢飯で巻く
冷蔵庫で数時間寝かせると身と酢飯がしっくりと
馴染む
切り付けて皿に並べ



皆さんが席に着いてから炙ると




皮下から脂が弾け芳ばしい香りが食欲をそそる





またつまらぬ物を炙ってしまった・・・
バーナーを赤睦に向けられる日は遠いのだろうか


中深海の底まで回遊していた鯖に邪魔されながら
終了間際に一尾、獲らせて戴いたのは海のお情け
でしょうか

なんとか釣らせようとがんばってくれたウシダ船長
そして
海から与えられた獲物に感謝、感謝!
  


Posted by フィッシャーマントト at 09:00Comments(6)イカアカムツ(ノドグロ)サバカサゴチゴダラ

2017年02月05日

2/4 鮮魚部仕入れ

忘れ掛けていた炙りで黄色い脂が滴るなんとも
美しい赤い宝石を捜しに行って来ました

お世話になった船宿さんは一昨年12/1以来の
片名 松新 さん
比較的船幅が広くローリングに強い大型船
第五松新丸 

左舷は5名様ご一行、残りの右舷5つの席も満席
全員揃って、準備も早々に終えて早目の乗船

満船なので用意していた仕掛けのうち、天秤と
吹流しの仕掛けは封印
オマツリ多発の一日が予想される

6時半出船のところ6時を前に出船、乗客にも
船にもヤル気が感じ取れる
伊良湖通過が6時30分




ポイントまでは1時間45分ほど
皆さん同様、座ったままでうつらうつらと過す

最初の水深280m~の掛け上がり
PEの出がカウンター読み290mで着底
3mほど巻いて上下数mでのタナ探し





仕掛は胴付4本針
幹8号
枝間1m 枝6号40cm
フラッシャー巻きホタ針18号
針から7~10cmの位置にフロート玉4号
錘200号




船宿支給エサは サバ皮
身を削ぎとってあって薄くて良かった

思いの外、風が吹いてしまって体感温度は
低く熱燗で烏賊の塩辛がオツと云うもの



いえいえ、酒のツマミではなくてエサです
箸は差し餌に使えそうな身を選別するための
道具に過ぎず、決して口に運んで熱燗で洗い
流すような真似はしておりません・・・多分

烏賊の塩辛とホタルイカを絡めてみたりの
試行錯誤
他にホタルイカとシャケ皮、大き目のオキアミも
持込みました



揺れる船上、200号の錘をぶら下げての
手持ち竿、あの宝石を獲る為には当たり前
と云ったところか、見える範囲の方は全員が
手持ちでの釣り、皆さんレベルが高めと見た

第一投目から僅かな魚信が有ってシロムツ
その後チゴダラ




序盤からほぼ底付近で40cmほどのサバが
喰ってしまい、オマツリが始まった

ポイント移動しても同じ状況となった

結局のところ4回、オマツリに参加させられ
1度は私の仕掛けに喰ったサバで迷惑をお掛け
してしまった

釣りの基本であるが
如何に自ら意図する仕掛けを選んだエサの
付いた状態で自ら意図する位置に漂わせるか
この基本的なことが出来た時間が3~5割ほど
新春特別寒鯖祭り  
で費やされてしまった
繋ぎ直した仕掛けも300mにも達する海の底
まで回収と投入に時間は費やされる



チゴダラ・ノドグロカサゴとこの釣りの外道が
オンパレードとなった




ポイント付近で遊漁中の船は丸万さん
この船も釣果に苦労していたようです



投入開始からアナウンスで残り時間の告知
沖上がり時間まで35分、この流しとその次の
流しで終了とのこと

この時点で心折れていて、剃髪免れない自信満々
もたれかかる魚信からチゴダラが喰ったと感じた
針は4本針、揚げればこの流しでの再投入は無理
ここは放置プレイで続行を決め込む

すると先ほどのアタリとは違ったクンがあっての
魚信、今度は聞きアワセて超低速で追い喰い待ち
10mほど微速巻きしたところでアナウンスは
『揚げてください』

中速でドラグを効かせて
12:50 揚げた魚はこちら



23cmと小さいながらも赤く輝く本命でした
美しくメタリックに輝くアカムツ、終了間際に
手に取ることが叶いました


沖上がりの時間を迎えて、体力・神経・ヤル気・
持久力、なんとなく全部使い果たした気がして
船の屋根上で暫し失神してました

空腹で気を取り戻すと伊良湖
伊良湖周りを画像に納め





恋路が浜
ここではでっかい岩牡蠣にありつける




画像は先月1月の撮影






再び、熟睡したのである  


Posted by フィッシャーマントト at 09:00Comments(4)片名 松新