2016年06月08日

6/7鮮魚部仕入れ

先回は旬のイサキを味わうことが叶った
トト庵ではイサキ以外の獲物で・・・とのご要望

旬真っ盛りのイサキを敢えて外し、さてと何を?
と考えたところの結論は先回、荒天なのに
拉致されて、乗せられたウタセマダイ

かなり以前、お誘いしたが結局、一緒に行かれ
なかった名人にも声を掛けて2人での乗合い
船宿は久々の師崎 奥村釣船



最低でも50オーバー1枚以上は持ち帰らねば・・・
と目標を決める
そこはマダイメインのイメージが強い奥村釣船さんに
乗れば、なんとかなるでしょ!
と自分の拙い腕を棚に上げて船宿任せの船頭頼み

船宿に5時集合
マダイ船は我々他、1名の合計3名
奥村丸はイサキ仕立てで乗られず、他の船だった
このウタセマダイ釣りで6名がゆったりと釣れる
くらいの余裕がある船だった

集合時間を10分ほど過ぎても他の客が来られず
女将から、後で2人座るように指示された
名人が左舷、私が右舷と大ドモに2人並んで座る
ゆったりした釣りが出来そうだ

船上での準備はロッドキーパー設置からPEに
幹糸だけ繋いで、リール・バッテリーを接続し
電源確認もOK!
取り敢えず出港前の準備は万端

20分程遅刻されたが他の客も到着
師崎港前から5:30になって伊良湖水道へと
向かう
朝日礁を越えた神島寄りでスローダウン
天候は晴れ間は無いが雲が薄いところもあった
風はそよ風程度でTシャツで暑くも寒くもなかった




出港前に予め用意していたPEに繋がった幹糸に
3本のハリスを結ぶ
昨日は大ダイ狙いに狙いを絞り、幹7・8号
ハリス6号、上中段の針は13号、下段は12号
捨糸4号1ヒロ
下段と中段の間を2ヒロと大きくとった



配られたウタセエビを付ける
長めの仕掛けを送り込んで着底はカウンターで
80m付近

手持ちで軽くゆっくり誘う
何か触ったと思った後、張りつめた間合いがあって
小気味良い喰いこみ、慎重に巻き上げて



1投目から38cm
魚を取り込むと隣の名人も竿を曲げていた

なんと一投目から2人揃って本命ゲット



1流し1尾!
クーラーから溢れんばかりのマダイ爆釣を妄想
そんな妄想も教科書通り、あとには続く筈も無い
この後、私には何の音沙汰も無い時間が流れる



廻りの船ものどかな雰囲気
一度だけ他船で、タモが入るのを見たが35cm
前後だった



船頭は朝日礁廻りの島を点々と流し替えた

名人には時々アタリがあるようで
『 今、アタッた! 』
と教えてくれる

そうこうしているうちに名人が掛けて楽しそうな
やり取りの後、50cm前後の綺麗なマダイを
揚げる

喰いが浅いのか掛かり処が悪い為か掛けバラシの
場面もあった
そしてかなりよいヒキのあとの残り20m、6号の
ハリス切れも発生
クンクンクンの抵抗のクンのストロークが大きいのと
力強いことでかなりの大型マダイだったと想像する
大型のマダイほど針が飲まれた場合、ハリス切れに
至る確率が高い


船頭も竿を出していたが掛けて電動巻揚げ中
タモを用意しているうちに魚が外れてしまった

私の方は全ての針に掛けたエビが無傷のままで
生還し続けた
下段のエサまで残ってくるので、外道も居ない
と想像する

ここしか釣れない時期もあったので、釣船や
レジャーボートが凪には大挙して押し寄せて
場荒れしてしまい、カサゴなどの根魚はほぼ
釣り尽くされてしまっているのかも知れません

時々通る大型船を眺めながら試行錯誤



誘い方からエサを尾掛けにするなど色々と
もがき続けましたが潮が早くなって前半の
伊良湖水道での釣りは終了

鳥羽方面へ15分ほど移動して仕切り直し

ここではエサとりがいるようで最下段のエサが
取られる
水深50mから流し始めてなだらかにかけ上がり
ラストで急激に38mくらいなる
船中、マタカ・アジ・クロダイ・ウマヅラと
魚種も増えて、旨そうなゲストが揚がる中
私だけ蚊帳の外だったが大きな大きな地球を
掛けて錘のロスト連発
泣けてきそうな心には追い討ちの雨

大ダイの夢を捨て、捨糸を50cm・下針は9号に
ハリスも短く詰めて結び替え、小ダイ狙いに作戦変更
小ダイは2年生までで、美味しそうなウマヅラも
アジも掛けられず終了

本命マダイと言える魚は1投目の獲物だけ
目標50にも達せず、なぜ喰わせられなかったのか
それでも有ると無いとでは大違い
私の古巣でもある奥村釣船さんに感謝です!

厳しさもあるが
海から与えられた獲物に感謝、感謝!  


Posted by フィッシャーマントト at 09:00Comments(2)奥村釣船