2015年02月24日

新【おしながき】

トト庵もご他聞には洩れず、日々?

新しい【おしながき】を試している








昨日の棒寿司、巻きすの上にラップを敷いて造り

巻きすから外し、紙で巻き輪ゴムで数箇所締めて

冷蔵庫に寝かせること1日




ラップを外す






比較すれば昨日より酢飯と〆鯖がきっちりと

馴染み、一体化している






切付けて、器に盛る







表面をバーナーで炙ってみた









無言のまま皿からひとつ更にひとつ、おまけにもうひとつを

ゆっくり吟味した亭主曰く

『客には、出すな!』 

と言って、残りのふたつまでも完食して去って行ったのである  


Posted by フィッシャーマントト at 09:00Comments(4)サバ

2015年02月23日

2/22【おしながき】

サイズだけは
よろしいんですがね~




出掛ける前に仕入れ人の口から放たれた
『20は、釣るよ』
の余裕の言葉

私も歳をとったものです
あの言葉は私の空耳だったのでしょうか・・・


まぁ、こんなもんでしょ

                     トト庵亭主


=======  【おしながき】 ========


【先付け】
槍烏賊と分葱 ぬた








【御 造】
槍烏賊 真鯖
















仕入れた真鯖は2尾ともに大きな白子を抱えていた
もう旬と言ってもいいでしょう






【煮 物】
小麦烏賊・槍烏賊と里芋・人参、彩りはいんげん



ほっとする懐かしい一品
甘くて濃い味もよいのですが今回はさっぱりと
お出しの香りも感じられる薄味です




【御食事】
〆鯖 棒寿司



大山沖の真鯖
今、外道などと侮ってはいけません




この美しい輝きは美味しさをも伴っていました






旬、例えば槍烏賊から鯖へとうつろい始めていた
海の中、潮の流れは確実に春へと向かい流れている


海から与えられた獲物に感謝、感謝!  


Posted by フィッシャーマントト at 09:00Comments(2)イカサバ

2015年02月22日

2/21鮮魚部仕入れ

前回のヤリイカ仕入れに続き、予定があった赤い魚の
仕入れは海況悪く、船頭さんの判断で中止となった

昨日は天候予報も良く折角の休日でもあって、釣り物を
物色したが赤い魚の船宿さんはどこも満船で断念し
ブリも非常に迷ったが結局、準備万端整っていた終盤の
ヤリイカをチョイスしちゃいました

先回同様、船宿さんは
大井 かごや丸さん

前回より40分ほど早出して前回同様の左舷ミヨシを
確保した・・・つもりでいたが更に前にお一人入られ
満船の14名となりました


6時集合、6時15分出船
昨日も定刻少し前に岸から離れ、1時間40分の航程で
大山沖のイカ場へ移動



天候は大山までの航程、青空部分の方が多かったが
実釣開始から次第に雲が多くなっていきました
風は4~5m吹いていたようです

第八かごや丸、先ずは点在する船の一点となり実釣開始





『ダイヤエース』
昨日は最初から試しました
但し、上部分に浮きスッテを2本追加して市販の5本を
7本角の仕掛にしちゃいました

着底で間髪を入れず叩きしゃくって止め、巻き上げて停止
更に大きく巻いて再降下・・・
いろいろ動作パターンを替えてアレンジしても乗らず
空しい竿の操作が続く

波と言うより、外洋性の長いウネリが斜め横から船に
当って時折、船体がローリングする
ヤリイカの繊細なアタリを感じて掛けるには厳しい状況
となれば竿を動かすことと停めた時の乗りでアタリを
とるより他にツールを持ち合わせてはいない

前回の状況がいかに良いコンデションだったかを痛感
させられる

1時間余りでマイ生簀はこんな感じ





100%海水かけ流しで生簀から零れ流れています

ここで船長ポイントを中移動

移動して投入も100m手前で竿が
ガクガクブルブル
なんてこったぁ・・・
イカ仕掛のほぼ全員、サバの多点掛けでお祭り騒ぎ

お祭りに巻き込まれまいと無理を承知で早巻きして
回収すると角2個がサバに飲まれ、角2個が喪失
残りがカンナの針開きとなっていて修復するよりも
交換した方が懸命と判断しました

船中ではサバの被害は続いたが仕掛を自作の7本角に
替えて再投入する
何とか少しでも早い落下をと竿を落ちて行くPEと
一直線になるように保つ、100mラインを突破して
何とか着底して誘うと本日初の乗りを感じました

今度は巻き揚げ途中のサバが脅威ではありましたが
早めに巻き揚げて本命ゲット
後で計ったら外套長が43cmのパラソル級でした



しかしながらサバの被害はポツポツ続き、ヤリイカの
乗りの悪い状態は一向に変らない

やっと両目が開いたのは10:45



このポイントでの釣果は
マサバ:2
ゴマサバ:2
本命ヤリイカ:2

このポイントで犠牲になった仕掛は
ダイヤエース(改造7本角):1式
自作仕掛(7本角):2
ハリス付替角:4

状況は好転せず、更に上潮の流れが速すぎるのか
投入がずれる度にどこかでお祭りが発生していて
度々、参加させられてしまった




折れそうな心を更に沈める様に雨まで落ちてきて
踏んだり蹴ったり

予報では良さげな天候だった筈ですが・・・

ラスト30分で3名参加のお祭りに加わってしまい
仕舞おうかと迷ったが、そこは釣りバカ根性を出し
再度、仕掛を替えて再投入

最後の一投
この日初の一荷で、乗ったは乗ったんですが



小麦烏賊2杯で万事休す


イカ釣果は画像の通り



前回はこの製麺ケース2枚分あったのですが、今回は
はっきり言って惨敗です
返り討ちに遭っちゃいました




『釜揚げちりめん』
船宿からこんなお土産が出る渋い状況ではいけません

とりあえず、本命の姿を見られました
かごや丸さんと大山の海に感謝、感謝!です  


Posted by フィッシャーマントト at 09:00Comments(8)大井 かごや丸

2015年02月15日

怪しい物体

グラスに入った何やら怪しい物体、何だか判ります?



蛇の抜け殻・・・?
ではありません




この正体はと言いますと

先日の久々トト庵で披露したこのお品の廃棄物です





造ったことがある方には判るかも知れませんね

正解はサバ(〆鯖)の表皮
これを水で洗い塩分と酢を抜く為、コップの水に
浸している画像でした

これを取り出し、陽に干してカラッカラに乾かして





こんな針を仕上げます



効果?
そんなのは全く判りません!

只の釣り馬鹿の趣味と、笑ってやっておくんなまし・・・
  


Posted by フィッシャーマントト at 09:00Comments(12)

2015年02月14日

ヤリイカ仕掛

先日(2/11)大井のかごや丸さんで使用した
ヤリイカ仕掛けです

愛知からの船でツヌケできるとは思いませんでした

仕入れブログでは6本角と書いてしまっていましたが
実際は7本角の仕掛けを最初のサバが掛かった時に1本を
喪失しそのまま沖揚がりまで使用したので、6本と記事に
しました




イカの仕入れを終えての後始末は空いた時間に仕掛けの
補修です
昨年になりますが10月に自作して記事にしたブランコの
幹糸間隔が私にとって、しっくりきていただけに捨てずに
補修することにしました

イカが掛かった状態で、ブランコ仕掛けを効率的に
取り込むことを考えると次式の公式が成立すると
取り込みが楽になります

両手首間>枝間+(2x枝ハリス長)

具体的に私の場合
身長:170cm
両手首間:145cm

上記データによって
最長枝間:130cm
枝ハリス長:7~8cm
以上がブランコ仕掛けを効率的に取り込める仕掛けの
サイズとなります

また枝間を仕掛ごとに統一しておくことによって
取り込みに自然にリズム感が出てきます

直結仕掛の場合は枝間ゼロなので

両手首間>枝間

という公式となりますが角の頭とカンナを両手で交互に
掴むことが出来るので枝間+角長くらいの余裕がプラス
出来ます

イカの乗りが少しでもよく、タナも広く探れるように
枝間は広い方が良いと考えるとどうしても枝間は
公式の最長までとってしまいます



イカ墨などでカンナ付近が汚れた物や仕掛けに組んだ
シングルカンナの角は処分しました




先日の釣行では絶好の海況と天候によって仕掛・錘の
ロストも無く、このブログ宛に親切なるコメントにて
アドバイスを頂きまして調達しておきました
『下田漁具 ダイヤエース』
試すことも出来ませんでしたが次回は試してみたいです





枝角のスペアも用意しました



トラブルに遭った場合、対処の方法も広がりますね


  


Posted by フィッシャーマントト at 19:00Comments(6)イカ

2015年02月13日

2/11【おしながき】




とても久々の開庵になってしまいました
今年お初の【おしながき】は二皿と種類は少ないのですが
いずれもよいお品が仕上がりました




2015年に替わり仕入れ人最初の仕事、予想よりは
若干良い仕事となったようですが油断は禁物
うちの仕入れ人、褒めるとろくなことになりません


                            亭主


=======  【おしながき】 ========


【御 造】
槍烏賊 大皿





釣りたての槍烏賊とくれば先ずは透明度
そして歯応え





活かっている身を切った瞬間、切り口がキュッと丸まるのが
判ります





烏賊が大きくて一番の大皿に2はいの烏賊が乗せきれません






【〆 物】
〆真鯖 炙り



真鯖の仕入れも長い間無かったように記憶しています
そこまでの型ではありませんが抱卵して脂が乗っていました
既に鯖は旬に入っているのかも知れません




炙りによって切れ目に溶け出し焦げた芳ばしい脂と
〆た酢の絶妙な融和が舌に拡がる





やっとかめにお世話になり美味しい獲物を獲らせて
戴きました
かごや丸さんと大山沖の海から与えられた獲物に感謝、感謝!



  


Posted by フィッシャーマントト at 09:00Comments(6)イカサバ

2015年02月12日

2/11鮮魚部仕入れ

やっと今年初の仕入れに行ってまいりました
お世話になった船宿さんはどえりゃ~やっとかめの
大井 かごや丸さん

メダイの船なので、てっきり親父さんの船かと思いましたが
前日の予約時に念の為聞いたところ、私がまだ乗っていない
第八と教えていただき、ひとつ楽しみも増えた釣行です


6:00集合、6:15出船
大井到着は4:55、10台近くの車を船宿駐車場で確認し
出遅れた感が湧き出たが右舷ミヨシからトモへ回り込み
左舷ミヨシが空いていたので竿を立てた
昨日は祭日、四隅の一角に座ることが出来れば御の字
かも知れない





イカ釣りは大荷物、重量バッテリ・6連ランチャーなど
一通りの荷物を運び込み30分ほど車内で目を瞑る

そうそう、書き忘れてはいけませんでした
昨日の仕入れはメダイ船で終日、ヤリイカを狙う作戦でした
メダイ狙いの方との釣座・メダイの喰いなどによっては
メダイの走りで仕掛けが巻き込まれ、とてもイカ釣りには
ならない最悪の事態も有り得るが果たして・・・

初めての船の操船は若船長、大船長の息子さんだろうか
6:14に舫いが解かれ岸を離れた

船内は前後にキャビンがあって前のキャビンで横たわる
エンジンがスローダウンしたのが7:50、そそくさと
皆さんが外に出て準備に取り掛かる
最後にキャビンから出た私も戦闘態勢にはいる

ほぼ満船で右舷・左舷各6本の竿が並び計12本だった
だろうか、休日という事もあって息子さんを連れて来られた
方もいらした

船長が魚探の記録をにらみながら5分あまりクルージング
久々の洋上は穏やかで仕入れもしばらくぶり、とくれば
当然やる気満々になります
周りの船は5隻ほど、波はほぼ無くて軽いウネリでざわつく
程度の海面の中、投入合図





『10パイは無理でも8パイくらいは釣らないと・・・』
アタリが無い状態が続き、船内も静かで話し声も聞こえて
こない

『ヤリイカのアタリは上品だったよな~』
などと記憶を辿り、想いを巡らす

明確過ぎるアタリ、どうやら大底でサバの攻撃を受けた様子
急いで巻き上げると上層でバレてくれたので、仕掛けを点検
して再投入
ひとつ飛んで左舷3のメダイ狙いの方もサバを揚げる

着底で間髪を入れず、仕掛けを動かし止める
『あっ、乗ってくれました』
最初の獲物を確信して慎重にドラグまで効かせて揚げる



9:19 最初の本命は外套長24cm
型は今一だったが、予想よりは幸先の良いスタートでした

なかなか反応も無かったのか、最初の本命以降イカのアタリは
無い時間となって船は小移動

最初の本命から小1時間かけてダブル



ペースは時速1~2杯といったとこだろうか

暫くして乗ってきたのは小さめのスルメでした



忘れた頃の拾い乗りといった状況の中、9:35の生簀は
まだまだ余裕です



だんだんキャストも賑やかになる
ブランコ劇場でこのサバの存在は悪役に不可欠なのかも
知れませんね



釣った後ゴマサバに変化するまがい物かと思いましたが
持ち帰っても結局マサバのままでした

イカ角の乗りに関して昨日は目立った偏りも無さそうで
6本角の上には乗らなかったが下5本の角には分散して
乗ってきました

1本混ぜた浮きスッテにもがっちり口付近でカンナが
掛かっています



トリプルまではありませんでしたがダブルが数回あって
目標の8パイを越えてきました

11時過ぎには暖かくなって洋上も小春日和
風も雲も無くて柔らかい日差しが心地よい船上となった



最後のポイントには8隻ほどが集まっていた
ひそかに狙っていた大物が乗ってくれたのは11:35



外套長41.5cm、きわどい乗りで触腕2本がかろうじて
カンナに掛かっていたのを確認してタモ入れを考えたが
『エイヤァー』で揚げちゃいました




このポイントは比較的浅く水深~145mながら乗れば
型が良くてほとんどが35cmUPだった

12:30残り30分
生簀の中から元気の良いスルメイカを泳がせてみましたが
直ぐに後方のメダイの方の仕掛けに持って行かれてしまい
不発に終わりました




生簀の底も見えないくらい賑やかになって13時の
沖揚がりの時間を迎え結局のイカ釣果は
ヤリ16スルメ1
メダイ船便乗で多めに持参したスペアの仕掛けも使うこと
無く、目標8の倍をカウントしてパラソル級も混じり陽気も
最高!ほぼ満足の仕入れとなりました




この時期には珍しいのどかな伊良湖岬をぼんやりと眺められ
癒された一日を味わうことが叶い感謝、感謝!です



  


Posted by フィッシャーマントト at 09:00Comments(0)大井 かごや丸