2018年12月31日

12/30 鮮魚部仕入れ

今年を締めくくる仕入れは楽しみに
楽しみにしていたましたMOMOさんの
仕立てた
 退治


仕入れ人の腕悪くて毎年小型~中型の鬼
数尾しか揚げられず、今年こそ大鬼退治と
ツ抜けを目標として張り切っての仕入れ
でした

前日午前中には積もらないものの雪が
ひっきりなしに降っていたため心配して
いましたが早々と決行が決まって準備に
余念無く準備は万端
エサにするタチウオを探しにスーパーにも
出掛けましたがこちらは空振りで売り場は
御節料理に占領されておりました

往路途中、鈴鹿で雪が断続的に降って
いましたが高速で渋滞も無くてスムースに
移動出来ました
集合の6時を30分ほど前に到着しましたが
既に全員が集合されていてご挨拶

MOMOさんの背後に何かしら得体の
知れない白い物が漂っていたのは
気のせいだったか・・・

じゃんけんで決定した私の釣り座は右舷の
トモ





大鬼を意識していたので取り込みでの
ミスを減らす為に柔らかめのグラスソリッド
リールは3000番にブラックダイニーマを
巻いた中深海底物仕様で臨戦態勢


エサが配られる様子も無くて辺りを見廻すと
皆さん既に仕掛けを投入しているではないか!
いかん!出遅れ~!皆さん持込みエサを
使って投入しているわけねー
慌てて船首付近に船の支給エサを捜しに
行って取って戻りました

潮がかっ飛んでいて途中道糸が大きく
膨らみ、着底の感覚が無くて水深が
140mくらいからもういい加減いいだろうと
思いカウンターで170m越えで落下停止
糸フケをとりつつ段々手前に揚げては
落としを繰り返し145mくらいで落ち着く

3投目に明確な魚信発生
意外と調子良く序盤から本命の中鬼が
獲れました






次の投入でも先ほどより少々小さめの
鬼を揚げてこれはツ抜けのチャンス到来!





でもお後が続かず沈黙の時間帯

アタリが出たと感じたが揚げ始めると
オマツリと判りがっかり
潮も悪いのかオマツリは多かった


仕掛けは自作
幹8号ハリス7号3本針
針はホタ22号に装飾はケイムラと
夜光をランダムに配色
ビーズ・パイプ・マシュマロボールに
タコベイトと至ってランダム






天秤も数種持込んでいましたが最初は
キャバレー天秤
最終的にキャバレー天秤の天秤針には
小鬼が1尾掛かりましたが効果は不明?
錘は150号





潮が速く糸フケも余計に出てしまい結果
根掛かりも多かった
結果的にロストした仕掛け7セット
天秤+錘2セット
PE高切れ85m
でもへこたれず沖上がりまで頑張って続け
ましたけどね

気温0~3℃で触れる海水がとても暖かい
14℃くらいだろうか





海水からの蒸気で遠くに見える小島が
浮島になっています


8:40過ぎにはとてもいい魚信が出て
揚げるとダブル
下の獲物を先に掬って上の獲物を網で
掬おうとしたのですが上のサイズの良い
獲物が針から外れてサヨナラ!
やっぱり妖怪ももじの匂いが私の
背後から漂ってきてました




ダブルは久々のチカメキントキ
これからは型の良さげな方から掬うと
いいのかも知れません・・・

左舷はMOMOさんご一行が座られて
右舷は前に久々のきんべえチャン





胴にはアマダイでご一緒したイケチャン
お二人とも真剣に魚信探索中


海上予想の通り、とても寒かったが海面は
想像していたより良くて、充分釣りには
なりました
でも魚の活性が悪く、アタリが例年よりも
かなり少なかったみたい
皆さん首を傾げるシーンが目立った

なかなか魚信が無い中、小さなアタリで
外道確信





後半は
外道の小さなアタリとオマツリの明確な
アタリが続き万事休す





結果~中鬼:31cmまでの6尾
何とも不完全燃焼の竿仕舞いとなって
しまいましたが
状況が悪い中、オカズが確保出来ただけ
良かったことにしましょ・・・


MOMOさんが海面で大きな鬼を数回放流
されていたのを私は知っている
・・・後ろに妖怪ももじが張り付いて
いてはww!

イケチャン、まだ妖怪ももじの余韻が
残っているのかも知れません
年越しで2018とともにももじを祓って
しまいましょう ♫ !

きんべえチャンはどうしちゃったの~?
得意の鬼の感覚忘れちゃったの?
まぁ釣りサボっていたからですかねー






大王崎 政辰丸船長
活性悪い中、それでも本命を釣らせて戴き
感謝、感謝!です  


Posted by フィッシャーマントト at 09:00Comments(4)大王崎 政辰丸

2018年12月15日

12/13・14 【おしながき】

やっとかめの【おしながき】になりました
やはり仕入れ人の腕悪く、とても貧果な
仕入れではありましたがそれでも寒に
入ってよくしまった白身のお料理が出来て
安堵しております


                          亭主


=======  【おしながき】 ========



【焼 物】
平目・真鯒・魴鮄 塩胃串







【煮 物】
魴鮄 煮付






お出しを取った昆布・干椎茸、一緒に
炊いた生姜・牛蒡の佃煮も同時に完成







【御 造】
真鯒 お造り
姫葱と紅葉下しがアクセント







ぽん酢が身の甘味と旨味を引き出します

勿論、平目もございます







ゆっくりと噛締めて後、温い燗とともに
胃に流し込み、また一切れ口に運ぶ
途切れることの無い満たされた満足が
波のように押し寄せてくるのであった


【〆 物】
平目 昆布〆
待ってました!真打ち登場です






寝かせ48時間、丁度良い塩梅



【揚 物】
平目 熨斗煎揚





片栗粉の上で麺棒で伸ばし揚げました



【御食事】
平目 漬丼






吸物は平目と鯒の粗、御澄まし


危うい仕入れで亭主の胃痛に拍車が
掛かりましたがなんとか開庵、叶いました
釣らせて戴いたとしかず釣船さんと
海から与えられた獲物に感謝、感謝!
  


Posted by フィッシャーマントト at 09:00Comments(4)ヒラメコチホウボウ

2018年12月13日

12/12 鮮魚部仕入れ

一昨日はお仲間の仕立てた船に
乗らないかとのお誘いを受けて
楽しみにしていました仕入れでした

前日の予報で酷い天候・海況が
確実だったので、船は出られないと
高を括って前夜の酒宴懇親会にて
散々飲み散らかしていた仕入れ人
欠航ではなくて決行と聞いて仰天!
平日の仕立ては船宿にとっては
取りこぼすにはとても惜しい美味しい
獲物なんだよねー
だから、出ちゃうんだぁ~・・・
起床の為の目覚ましアラームを幾重にも
設定して見事起床出来ました

お世話になりました船は久々です
師崎 としかず釣船さんでした






狙いは寒に入ったヒラメ
とは言っても船は伊良湖から出られない
だろうし、師崎前もかなり釣り尽くされて
しまって期待薄
これは坊主逃れ出来ないかも・・・
なんて不安の中、更に雨もコンスタントに
降っていてテンションはヒラメの様に
海底張り付きのまま、真っ先に合羽を
羽織って長竿のガイドにPEを通して
いきましたよ

7時に港前一斉スタート
海上は雨が残る中、既に風が南東から
北西に変わっていて海面は思ったよりは
酷くはありませんでした





船は南西の沖の島周辺でエンジン音が
トーンダウンして周囲探索
船長より投入のアナウンスが流れる

釣座は左舷の大トモを指定されていて
一昨日の様にウネリが大きな時には
上下動が激しく不利な釣座ではあったが
仕立船なので頑張って釣ろうではないか
気合いを入れ直して仕掛けを垂らすが
一向に魚信が現れない時間が続いた

廻りでポツポツ揚がり始めて一瞬の
小ラッシュもあったが我が竿先に異常無し
小ラッシュも終わり小移動
どうやら最初の波には乗り損ねてしまった
ようで、船中再び沈黙のとばりが降りる


竿先に最初の異常が現れたのは08:00
緊張して長待ちしましたが針掛かり確信の
引き込みまで待って丁寧に揚げました





この1枚が獲れてそこはかとなく気が楽に
なりました
45cmの本命

なんだろうこの肩凝りがとれたような安堵感
って、いったい?・・・

それから30分後には赤い魚





今日は赤い魚じゃないんだよねー
ホウボウも竿のあやまり
ってやつでしょうか・・・


暫くして風がきつくなって
やはり予想通りの家の前避難・・・
万事休す

アタリ、無いだろうなぁぁぁ・・・
こういう悪いネガティブな予感は的中して
しまうのであった

ここからまた異常無しのマッタリタイム
トモに陽が当たって寒いけれど
暇さに負けてお隣さんの剛樹さんも
コックリコックリ


でも数回流している間に私の前で貸竿さん
60cmオーバーでボウズ脱出
見えてはいませんでしたが右舷前寄りの
方も同じく50cmほどの本命でボウズ脱出





前方、釣船の左に神島が写っていますが
11時過ぎからは伊良湖水道の風速は
20m/sを余裕で越えていたんです
とても釣りに行く日ではありません

それでも頑張っていると
12:20に懐かしい魚信はこれも外道





あっ!そうか~
今日は白身五目の日だったのか!?

更に20分後に遊んでくれたのは
えっ!本命!?





良い型のラメ!?
アレッ!何度 HIRAME ってキーボードで
入力してもラメってなっちゃいます

とうとうキーボードもイカレテしまったようですねー


ラメ :??cm x 1
ヒラメ : 45cm x 1
ホウボウ : 41cm x 1
マゴチ : 46cm x 1


お誘い戴きいたお仲間と師崎 としかず釣船さん
そして近い船宿と目の前の海に
感謝、感謝!です  


Posted by フィッシャーマントト at 22:30Comments(4)としかず釣船

2018年12月09日

12月のトト庵農園

雨が多い週にはにょきにょきと
姿を現す楽しい椎茸





昨年よりは少ないのですが今年も
採れています


猫の額ほどのトト庵農園ではありますが
数種の食べられる植物を栽培しています





毎朝のサラダにもってこいの生食用は
春菊・ルッコラ・クレソン




収穫真っ最中のターツァイ
おしたしで頂きます




来年の早春に収穫する予定の菜花
12月前半までの記録的な暖かさの
影響でしょうか



もう近々に収穫しなくてはいけないかも
知れません

サヤエンドウ系も数種、冬が来る前に
花を咲かせてしまっています




12月のトト庵農園、花が少ない季節に




元気よく黄色い花を咲かせているのは蕗
頑張っています

今年も残り3週間、その間で仕入れの
予定は2回、是非とも良い締めくくりにしたい
ところです  


Posted by フィッシャーマントト at 11:00Comments(4)報道・スポーツ・生活・食

2018年12月03日

活〆3点セット



イケチャンから頂戴した大きな鱧
昨日の忘年会では主役でした

忙しくて料理の画像が撮れなくて
いけませんでしたが




捌いた骨はしっかり炙って煮だし
上品な出しを抽出
久方振りの骨切りをして鱧鍋から
春菊とともに湯豆腐
出刃包丁を研いで骨切りすれば
素人なりのなんちゃって骨切りが
それなりに出来ます
そしてうどんで頂いて最後は〆の
雑炊までのフルコースを堪能

御馳走さまでした





甘鯛は御多分に洩れず松笠揚げ
ホント美味しかったです


さて12/1に新登場したアイテムはこちら
生け〆3点セット





頭が鈍った+ドライバーの先は削りました





その辺に転がっていた木材をナイフで
削り込んで柄にしました

真ん中にロングドリル刃Φ3.4で穴加工
外径3mmのアルミパイプを手頃な長さに
カットして片側の先端を斜めに切り取った





アルミパイプに粘着テープを1~2cm巻き
Φ3.4の穴に通し固定





後ろから線径1.2mmのピアノ線を通す
ことが出来ます





12/1の獲物はこの3点セットを使って
魚を〆てみましたが
確かに魚体がだらだらになりました

これから使い込んで改良する点が出れば
更に進化させていきます  


Posted by フィッシャーマントト at 22:30Comments(4)その他のアイテム

2018年12月02日

12/1 鮮魚部仕入れ

昨日は
楽しみにしていましたアマダイ狙い
お世話になったのは 福田 海豊丸 さん





10/24に船宿のHPを覗いていた
ところ、かなり先まで予定が埋まって
いる中、ポツンと空欄で空いていた
日があった
曜日を見るとなんと土曜日!
これは好きなアマダイで予約するしか
ないなと考えて、かねてよりアマダイ
釣りがしたいと聞いていた仲間の数を
数えて、取敢えずは6名の予約を
お願いしました

結局都合がついた(結果生贄)のは
イケチャンお一人だけで、10日ほど
前に4名をキャンセルさせて戴きました

5時半過ぎに到着しイケチャンと無事に
合流出来た

実釣時間帯の天候予報は晴れ時々
曇り、西寄りの風が次第に14m/s
まで強くなる厳しい予報でした
小型船HPでは昨日から早々に出船の
中止記事があった
小潮で干潮からスタートして上げ潮の
満潮までで沖上り時間となる

私が右舷大トモに座り、イケチャンが
その前に座った

翌日に仲間内での忘年会を発起人
として企画していて、ちょっと気合
入り過ぎ?
酒のアテくらいの肴は仕入れ箱に
入れて帰らねば!





長め硬めの天秤に錘120号をぶら
下げて仕掛けは吹き流し3本針

船宿が用意してくれたエサはオキアミと
冷凍ホタルイカ

最初のポイントは水深170mからの
かけ上がり
投入合図で仕掛けを表層になびかせて
からゆっくり天秤投下
着底から少し持上げて誘い始めるが
あまり仕掛けを動かしてもいけない

はやる心とは裏腹に超~超スローで
仕掛けを上下させていきました

7時から釣り始め一向にアタリの無い
時間から最初の魚は外道のミニカサゴ
ここまでで1時間を所要した

イケチャンは既に本命確保、流石~!

手持ちで誘い続けたが船の上下動が
激しいので手持ちから若干高めキープの
置き竿にして、風波による船の動きに
委ねる作戦に替えて様子見作戦

弁当を開いて2口飯を掻き込んだところで
竿先が小突かれる
巻き揚げ中、やっと本命らしき抗いが
竿先から伝わる





24cm
型は物足らないが取り敢えず本命確保

次の投入でも同じ作戦で本命を掛けたが
天秤を回収し仕掛けを手に取った瞬間に
鋭く反転して針がすっぽ抜けてしまった

アマダイで回収途中のバレは初めて
どうやら妖怪ももじの仕業に違いない
妖怪ももじは釣りに行けない
行っても釣れないすっぽ抜けるなどの
釣り人の暗の怨念が凝縮してしまって
生まれ、人や船に憑依する厄介な
妖怪である

このすっぽ抜けからやはり乘り掛けていた
アタリの波から見放されてしまい
再び沈黙の時間が続いた

9時半過ぎに明確な魚信があり、しっかり
アワセて巻き揚げると
本命ではなく、初めてのおめでたいお魚
エビスダイ




序々に風が強まっていった
船長は段々と流しながら沖から陸に
近い方に移動





シロアマダイが狙えるポイントでの
流しが始まる
幹・ハリス・針の全てを一回り上にした
仕掛けに替えて手持ちで集中する

イケチャンはまた珍しいお魚
大きな鱧を釣り揚げる




鱧は捨てようとされるので、頂戴した

シロアマダイのポイントで他の乗船者に
大きな魚が喰いましたが何れもエイなど
の外道
巣穴の奥に閉じ篭ってラマダンの日
だったのかも知れない


船長、沢山流し替えて再び深い所で
アカアマ狙い、潮替わりの後でまた
浅い所でシロアマ狙いと頑張って
くれてましたがシロアマダイの型は
拝めず仕舞い

最後にアカアマ狙いの流しで私に
アカアマが喰ってくれました





結局、23~25cm アカアマダイ 3尾
数・型・魚信ともに残念な仕入れになって
しまいましたがこんな日もあるか・・・
しかしこんな酷い日にアマダイを入れる
奴の顔が見てみたいものである


即刻、打ち首の刑じゃ!


イケチャン、すいません!
悪い日にお誘いしてしまいました

海豊丸船長、頑張ってくれて
お疲れ様でした!
妖怪ももじのお祓いを済ませてから
また乗りにいきます

一寸ご機嫌斜めな遠州灘の洗礼にも
あってしまいましたがそれでも魅力的な
海と海豊丸船長に感謝、感謝!
  


Posted by フィッシャーマントト at 09:00Comments(4)福田 海豊丸