目に青葉 山不如帰

フィッシャーマントト

2016年04月25日 09:00

昨日は黒潮船の甲板員見習いをして
まいりました
黒潮船、狙う獲物は 初鰹 



4月21発表の三重県水産研究所資料から
人工衛星海況速報 
黒潮より分岐した黒潮内側反流が中心海水温
20℃の暖かく大きな塊となって反時計回りに
大王崎沖に近づき、8の字を描くように今度は
時計回りに渥美沖方向へと移動している



・まともに20℃の中心辺りに突っ込む作戦
・温度を捨てて出来る限り南へ下った後
 引きながら帰る作戦

黒潮船船長は後者を選択し、02:45の出港

往路、徐々に海水温が高くなっていって
途中からは下がっていった
情報通り、暖かい塊から外れていったのである

流し始めるポイントも燃料メーターとの睨めっこ

これ以上、海水温が下がると鰹も望み薄という
判断で舳先を北に向けて5ノット程度で流し
始めた


寝不足もあって時間の感覚が全く無い

両側で左右の潮切、潜航板、ラビット、ビシ
合計5本の仕掛で探索を始める


     

海況はウネリがあって風は6~7mから
時折、白波発生の時間帯もあったが
辛い海況では無く、適度にざわついていた

全くアタリが無い時間が続き、ついつい
仕掛を見ながら船上でも船を漕いでしまう

始めは厚い雲に覆われていたが徐々に陽が
差し始めていた

  


転寝の仮眠を充分とれた後に、船長もついに
ポイント変更を決断
目指すは海水温20℃の塊

その大きな暖かい海水温のポイントには
やはり先客が10隻ほど、両側にアウトリガー
狙いは鰹以外には無い





時間は11時
やっとリールが鳴って確保した獲物は本命
本鰹 1.9Kg



14時くらいまで粘った挙句、燃料の心配も
あったので撤収を決断し帰路につく

帰港途中、無線が入る
14時40分以降、入れ喰いとの情報だった
沈んでいた群れが浮き始めたのかも知れません

結局、本命1尾の釣果


帰港してすぐに船長より調理指令




海から頂いた貴重な獲物
それなりの道具でも丁寧に捌かせて戴きました



苦労してやっと獲った1尾
貴重な 1尾
全てが旨味に替わって、黒潮船クルーで完食
忘れ掛けていたこの食感に出逢えたことに感激


 黒潮船船長、次回も鰹!?ですか? 燃えちゃってますねー リベンジにwww 


もっちもち食感の鰹を運んできた黒潮と
海から与えられた獲物に感謝、感謝!

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