2012年08月18日

8/17鮮魚部仕入れ

昨日は久々に 御前崎 生駒丸さん に乗せて戴き
仕入れ仲間のきんべえサンと乗り合わせてモロコ・
ヒラマサ・カンパチなど大物と呼ばれるターゲットを
活きエサを泳がせて狙う仕入れに行ってまいりました


豊田の自宅を0時30分の出発
車が多かったが2時30過ぎに到着

つり道場さん 
営業時間 4~11月 03:00~21:00
       12~3月 04:00~21:00
が開店するのを待ち、活きエサ調達用のオキアミを
購入し、生駒丸さん停泊場所に行き仮眠




4時20分頃、軽トラで船長が到着
皆で協力してタックルなど荷物を積み込む

湿気が多くてとても蒸し暑い




この日の乗船者は2+2+1+1の6名
きんべえサンが釣り座決定の為のジャンケンに参加
見事残り物には福の有るドン尻を獲得
左舷胴に私、トモにきんべえサンとなった


5時を過ぎた辺りに港を離れ金洲へ向けて走り始める
船が滑り始め、不快だった蒸し暑さを通り過ぎる空気が
払いのけ、むしろ清々しい

金洲周辺まで約1時間、準備を終えてくつろぐ


活きエサ釣りのポイントに到着



剛樹のチビムロなどのフラッシャーサビキ仕掛け、高価な
だけに作りも良くてゴージャス、船長の評価も高かった
この8本針を真ん中で、2つにカットして4本針仕掛けに
分割して2人で使用

所々、オキアミを刺しエサとして使用





100号錘を付けて投入するも最初からトラブル発生
船縁のめくれ上がった金属カバーにサビキ針が引っ掛って
しまい、錘単独ダイブ
何やってんだか・・・先が思いやられるスタート


このポイントで5流し程度、25~35cmのサバが
順調に釣れ揚がり、生簀も賑やかになった

話によると、喰いが悪い日は11時まで粘っても船中で
エサ数尾しか調達できない日もあるのだとか


エサの調達を順調に終えて、いよいよ本番の釣り
活きの良いサバを泳がせての大物狙いが始まる

勿論、タックルも変更



竿はあつサンから譲って戴いたアンバージャック
少々硬めだが、今回が満を持しての初使用

リールは今までモロコ狙いで、ウツボのウーちゃんしか
釣ったことのないジガーLD4000
御祓いにと思ってPEをウルトラダイニーマ10号200mに
巻き換え、リーダーとしてPRノットでフロロカーボン90号を
7mほど結束
ハリス海草カムフラージュ60号
針はヒラマサ・カンパチ26号(のちに22号)




この初めての組合せで奇跡が起きるのだろうか
願いを込めての第一投は手持ちで臨んだ



投入して着底
2m程底を切って竿を手持ちにして暫く待つ

再び着底
ゆっくり3mほど持ち上げる

左舷ミヨシの方がアタリを捉えてアワセ、早くも
フッキング


何かが『コツン』と突付いたような感触を感じる
30cm程度竿先が上下する
これはまさにアタリに違いない

船長も『アタッてるね~』の確認
そしてトモのきんべえサンの竿先にも明確な変化が
あって、左舷3本の竿に魚が付いているようだ

喰い込みに1分半から2分程要したと振り返る
気合の入った充実した時間でした
魚との間合いは一本の糸で繋がった50m余り
私の全神経は竿先の一点に集中しており、両脇の
状況などは全く目に入っていなかった

研ぎ澄まされた時間と空気を打ち破るように
竿先が下に沈み込んだ

ここぞとばかりに渾身の力とともに願いを込め
大きくあわせました

あわせて浮いた分の糸を巻き取って無事フッキングを
確認した
ここからは体力勝負、のされそうになったのを数回
堪え、とにかく巻けるときに巻けるだけ巻いた
フルドラグに近いがそれでも時折、糸が出ていって
強烈な走りを味わう

ある程度巻いたところで、半端のない突っ込みを
喰らい、フルスタンディングを諦めて、キーパーに
竿を置いちゃいました

魚が浮いて魚体を見たら、想像していたものを遥かに
越える大きさに私、痺れちゃいました

無事タモ入れ叶った魚は初のヒラマサ



言葉も無く、只々・・・嬉しさがこみ上げてきました



結局、このポイントで朝の2~3投が時合いと言えば
時合いだった

他のポイントでは6~8Kgクラスのブリが忘れた頃に
ポツリ、ポツリと揚がっていました

生簀のサバは多く入れ過ぎてしまって酸欠気味の為か
弱って逝く魚が多く、活きエサを再度調達
渋いながらもエサにするには申し分無いチビムロ~
私のエサにしたいオオムロが調達できました

何度か魚信と思い竿を持って構えるも両隣の仕掛け
とのオマツリに泣き、活きエサが元気に走り回るも
アタリにまで達せず
結局私には、第一投目の魚信が唯一の魚信でした

12時50分まで諦めず集中するも、船長の予想する
時合いも無く、沖上がり



港に戻って計測すると18Kgを少々超えた魚でした




スーさん やら あつサン が揚げているのは遥かに越えた魚
しかもあつサンはフルスタンディングで仕留められており、再度
先輩諸氏の凄さを身をもって感じる体験でした




良い具合にクーラーに小窓があって帰路はこんな感じ


きんべえサン、ありがとうございます
魚の解体まで手伝って戴いて、お疲れ様でした


生駒丸船長さん、昨日はありがとうございました
一生忘れられない仕入れになるでしょう  


Posted by フィッシャーマントト at 09:00Comments(14)御前崎 生駒丸