2009年03月03日

コウナゴ




「春の風物詩」に異変

コウナゴが今年は極端に魚影が薄いことが報じられた。
薄いのはトトの頭くらいにしておいてほしいものだが。

3月4月は三河湾・伊勢湾の沖合いがコウナゴで一杯に
ならなければいけないが今年は少ないらしい。

3月4月のコウナゴの掻き揚げはサックリとした噛み
応えの後、優しい独特の味が口に溢れる一品。
4月終りから5月あたりのコウナゴを砂糖と醤油で甘辛く
炊いた佃煮はたくさんのコウナゴの油が滲み出て、山椒
など効かせれば、云うことはない。

本題に入るが、食物連鎖の発想からコウナゴが少ない
となれば、この魚をエサとする魚も当然少なくなると
考えられる。
メバル・カサゴ・アジ・サバ・マダカ・ヒラメ・タイ・
ハマチ・カンパチ・サワラ・イサキ・アナゴ~~~~~
コウナゴをエサにしている魚は数えきれないのである。

コウナゴからやや遅れての小鮎、次に出て来るウタセ
エビなども極端に少ないとなると今年一杯、三河湾・
伊勢湾から多くの魚の姿が消えてしまいそうで、非常に
不安である。
  


Posted by フィッシャーマントト at 08:42Comments(8)報道・スポーツ・生活・食