2014年08月03日

坂内やな

昨日はお盆を前に両親と実家の墓前で、ご先祖様に
感謝と供養の気持ちを込めて手を合わせて参りました

墓を後にし、とっておきの簗で鮎を頂きに西へと走る

このところのウナギの稀少騒ぎと価格の高騰など何かと
ウナギの影に隠れがちだがこの時期、アユの存在も
忘れる事は出来ない





20年ほど前に通りすがりに立ち寄ってからこの簗が
一番のお気に入り簗から滑り落ちることは無く、私的に
20年来不動のトップ簗である



     看板上はご主人が彫られた夜叉ヶ池の龍の彫刻

位置を簡潔に表現すると伊吹山の北側、遠距離なので
ここ数年は近場にある他のお気に入り簗で鮎を頂いて
しまっていて、今回7~8年振りになるのかも知れない







場内奥の頑丈な鉄格子に飼われているのは1頭の
雌のツキノワグマ、先回来た時までは雌雄2頭だった
雄の熊は最近息を引き取ってしまったようだ





場内は広くて混んでいる時に行ってしまったときには
車が60~80台停まっていていただろうか
川で釣りをするための各種鑑札券も売っていて元気な
親鮎も豊富に泳いでいる

今年は毛虫が大発生したため、山女・岩魚など雑魚の
生育がとても良い年になっているそうです





小じんまりした日本庭園の滝から流れ落ちる水が
溜められた池には鯉とニジマスが泳いでいる





この簗で出てくるアユは安定して身が厚く、良型で型揃い
身が厚いので1尾の刺身も食べ応えがあって堪能出来る


              


口に入れた瞬間、ちょっと甘いか?と感じる煮物だが
喉元を通過すると後味は最高、すぐにまた煮物へと箸が
戻ってしまう
このたまり醤油で煮られた赤煮は絶品

塩焼きの炙られた表面からは脂が滲み出て、下腹からは
はみとった苔の緑が洩れている



この坂内川の源流は竜神伝説を伝える夜叉ヶ池
岐阜県・坂内川→揖斐川→太平洋
福井県・日野川→九頭竜川→日本海
滋賀県・高時川→姉川→琵琶湖
三川に水を注いでいる


坂内やな(清流荘)
〒501-0902
岐阜県揖斐郡揖斐川町坂内広瀬
揖斐川町立坂内中学校の下
電話番号 0585-53-2506

鮎料理 ~10/20  


Posted by フィッシャーマントト at 09:00Comments(4)アユ