2013年11月16日

中古釣具店総回診

一昨日は私が主治医をしている豊田市内の中古釣具店を
一斉に回る総回診の日

タックルベリーさんで、ヤバイ症状の患者が目に入って
しまいました


私が中古の竿を購入するときの診断項目はイカの通り

メーカーの竿でスペックが判れば
仕様・価格・販売時期調査




バット診断





グリップエンドの傷は特に気にはなりませんが
実釣で一番、傷が付き易い部分です



ここの傷の付き具合は実際に釣行で使用したおおよその
回数を把握する大きな手掛りとなります


リール固定部とロッドのジョイント部分は非常に重要な
診断箇所
ヒビ・割れや無理に締め付けたねじ山部分の傷は致命傷





ロッド側のバット接続箇所
スリ割り部分の外傷を調査




ロッド本体の傷は、くまなく把握してその症状が実釣に
問題が無いか判定していく

全てのガイドとガイド固定部分の緩みやサビの浮き
ガイドの割れ折れなどをチェック




穂先は竿の生命線、過去の手術跡などはNG判定が無難
時間を掛けて観察します



私の診断ではこの竿の実釣回数は2~4回と診た
とても程度の良いヤバイ患者でした

ここまでで良い判定が出たら店の方にお願いして、実際に
錘負荷上限+αの錘を竿先に付けてもらっての負荷試験実施

負荷試験の結果、判定が良くてもその場で購入せずに
今、自分に必要な竿か否かを一晩じっくり考えます
産みの苦しみってやつかも知れません

悩み抜いた挙句の結論が購入ならば、翌日購入に向かいます
先に売れていてご臨終のケースもありますが、それはそれで
ご縁が無かったのだとご冥福を祈ります

昨日はご縁があったようでしたが・・・
果たして良い縁だったのだろうか・・・
ひとえに判定は仕入れ人の腕にかかっている


本当に精密な検診を必要としているのは
慢性的に釣行願望症候群に冒されている私の脳
なのかも知れません

  


Posted by フィッシャーマントト at 09:00Comments(6)ロッド