2011年10月13日

真鯛の鳴門骨

捌いていておかしな位置で出刃が進まず、気がついた
刺身にした50cmの鯛



そして塩焼にした37cmの鯛
私が調理した2尾ともにありました


江戸時代に作製された今で言う魚図鑑のひとつ奥倉辰行
『水族四帖』の中に鯛の全体骨格図がある
大龍、小龍、鯛の中の鯛等、鯛の骨について書かれていて
そのひとつにこの鳴門骨があり、タイノエまでも描かれている





早い潮流域を棲家とし、運動量が格段に豊富な真鯛
ならではの骨の変形



鳴門骨(鶯骨)
それは超一流の真鯛の証だとか


なにも明石の真鯛だけが超一流とは限らない

魯山人は、世に言う明石の鯛より壱岐、五島列島
さらに遠い韓国近海で獲れる鯛が最も旨いと言って
好んで韓国に渡ったという


周りに他の船が見当たらない今回のポイントは
超一級の高級真鯛ポイントなのかも知れない  


Posted by フィッシャーマントト at 09:00Comments(12)マダイ