2011年03月21日

東京電力の責任

津波被害・福島原発周辺から避難されている方々に
心からお見舞いを申しあげるとともに応援を致します。

先ずは節電とほんの少しの小遣いからの募金くらいしか
私に出来ることはないのですが・・・



今回の問題では原発安全神話の上にあぐらをかいて
漫然としていた東京電力の設備管理上の問題が複数
見え隠れしている印象があります。




去年6月にも福島第一原発2号機で今回と同様のことが
起きていたらしい。

停電後10秒以内で起動する非常用ディーゼル発電機が
15分の間起動しなかったと書かれてある。


炉心冷却用ポンプの外部電源停電の際、複数の非常用電源が
速やかに起動して冷却水ポンプの電源をカバーし、大きな
事故を防ぐ仕組みがあったが津波による浸水で多くが起動
せず、山側の建屋に設置されていた数機の発電機は起動は
したもののある時間で停止に至った

なぜ停止してしまったのかという原因の中には発電機設置
建屋の換気設備、冷却設備が常用の外部電源系統にあった
との報道がありました。
停電後に運転する目的である非常用発電機。
これが運転する為の補助をする機械類の電源を常用電源に
繋いでいたという電気設計1年生くらいのミスをあの
東京電力が原子力発電設備の中で起こしたことになる。

他にも定期検査の実運転試験において1時間の実運転を
実施するということで、運転時間の設定が1時間にして
あったとの噂も聞きました。

何れにせよこれらが本当なら、かなり人災の割合が増して
きそう。

非常用発電機停止に対する東電のコメントは二転三転・・・
・バッテリー不調による
・津波で発電機が流された
・地震での破壊
全て考えられず、真相を隠しているような印象を受けました。

もし非常用発電機が1台づつ正常動作していたら、放射能
漏れの問題は起きなかったかも知れません。
この真相だけは是非、明らかにして欲しいものです。

人命救助と津波被災地の復興に多くの費用が国から支出
されることについては止むを得ないが、東京電力の責任に
おいて賠償すべき多くのものもあるはず、

私達の血税を東京電力の施設復興に注ぐ前に、現在の福島
原発周辺の放射能と同様、東京電力の【高レベル】な責任
も明確にして欲しいと感じるのは私だけでしょうか。  


Posted by フィッシャーマントト at 17:00Comments(6)報道・スポーツ・生活・食