2009年09月18日

小鯛

この時期、トトは小さくてもウタセマダイ針の12号を使い
ますがこの針に小鯛(20cm程度)が良く掛かります。

あまり小さいものは丁重にお帰り戴きますが20cm程の
小鯛は塩と酢で〆て美味しく食べられます。



鱗と内臓を掃除して、頭を落とし三枚卸しのあと腹骨をすき
とります。

残った頭はなし割りにして鰓を除き心臓、血を歯ブラシで
洗い落とし中骨や腹骨とともに吸物の出しとして使います。



捌くのが面倒臭そうですが割と簡単です。

強めの塩をして、常温で15分程度〆ると身から余分な
水分があふれてきます。



流水で素早く塩を洗い落とし、すぐにキッチンペーパーで
水分を拭き取りましょう。

手頃な蓋付き容器に身を並べ、あれば上に昆布をのせて浸る
程度の酢を注ぎ入れ蓋をして冷蔵庫で30分程で三分〆
60分で五分〆程度でしょうか、1日置くと完全にしまり
醍醐味も薄れてしまいます。

盛り付けの際に側線に沿った骨は身ごと一文字に外します
三枚卸を更に背・側線・腹の身に切り分ける
可食部は背と腹の身

三分〆は表面がうっすら白く酢がまわっていますが中は
お刺身の状態で酢のきつさも無く頂けます。



スーパーで捜してもこんなレアな具合の〆物にはありつけ
ないでしょう。

〆鯖になれた方には簡単ですが塩の時間だけは気をつけま
しょう。身の厚みが違いますからね。

  


Posted by フィッシャーマントト at 08:41Comments(8)マダイ