2009年03月20日

魚の酒蒸し

一昨日の絶好の釣日和



鮮魚部調達の【仕入れ】マハタ・・・一尾・・・



帰宅後、丁寧に仕事。
マハタ・メダイの体表には透明のゼラチン質系のヌルヌルがあり、
これと一緒に細かな鱗も【金属タワシ】で丁寧にとってしまいます。

予め、【すのこ】を水の中に浸しておきましょう。
(蒸しあがった魚をそのまま型崩れせず、取り出す為、洗い易い為、
匂いが、すのこに移らない為)



腹を開き、できればエラの上下の付け根を切りゴッソリと取り除いて、
内臓系珍味(胃袋・肝・心臓)を傷つけないように切り放しておき
ます。
エラを切り取るるにはコツがありますので、初めての方は包丁での
作業まで、お勧めしませんが魚のエラの観察くらいはしておきましょう。
(エラの色・構造)

鮮魚調達部は調達後、直ぐにエラだけは切りとって感謝を込めて
海に還します、感謝、感謝!



割と大胆に切れ目をいれて下さい。
この時点で、若干の塩と日本酒を全体にもみ込んでおきます。
【塩辛い酒蒸しは致命傷】です。(薄味はポン酢等で修正可能)
このサイズで、塩小さじ1杯、酒大さじ1程度・・・




【昆布】20cm程を適宜、切って切り目の間に挟み込みます。
10分程度で蒸し器に水を張り、火を着けておきます。
水の量は中火で15分も蒸す程度で良いでしょう。



沸騰したら水に浸したすのこを蒸し器の上段に敷き、魚を載せます。

再度、大さじ1杯程の酒と小さじ半分の塩を振り掛け蓋をして、
中火の強火にします。

この時点で、『ご飯ですよ!!!』と、家族を召集!
5分程で、完成ですから3分後は付きっ切りで【愛情】を込めます。
大胆な切れ目から生っぽさが消えて1分程度、火が通った瞬間が
食べ頃【完成】です。

全員が席に着いている状態で、すのこごと大皿に移動しましょう。
ご覧の湯気がこのレシピの隠し味です。



できればこのまま、魚独自の味をお楽しみ下さい。
味が薄ければ、お好みでネギポン酢をつけても良し。
白身魚ならこの無駄の出ないレシピ、侮れない。

トト庵レシピより------------------------------------------------------




  


Posted by フィッシャーマントト at 08:58Comments(8)ハタ